【19か月目】SPXLの積立投資運用報告 -2021年9月-

恒例のSPXLの積立投資レポートです。早いもので19カ月になりました。

始めたころは、レバレッジETFの積立投資をしている人をネット上でみかけることはほとんどありませんでした。

「SPXLの積立投資ってなに?」

「リスクが大きいんじゃないの?」「ちょっと怖い」

と思われる方が一歩目を踏み出すきっかけになったらうれしいなと思います。

良いときも悪いときもある、私のリアルな実例です。

SPXLとは?

SPXLとは、S&P500の日変動の3倍に連動するように運用される米国ETFです。

SBI証券、楽天証券やマネックス証券など、主要な証券会社でしたらどこでも購入できます。

運用の考え方

運用の考え方はリンク記事をご覧ください。

概要をざっと説明すると、SPXLを15年かけて積み立て15年かけて売却する、というオリジナルの投資方法です。過去のデータに基づいて考えると、この方法で、ふつうの運であれば元金を10倍くらいにできます。長期の分析によるリターンの中央値が10倍ということです。

「SPXLは、リスクが大きすぎる商品なので、長期投資に向かず、短期投資向きでサテライトとしてほどほどに使うべき」

というのが世に言われる定説です。

私は、SPXLはボラティリティが大きいものの超長期的には大きく右肩上がりになることに着目し、上記の定説とは異なる運用方法に挑戦しています。

2020年3月16日から開始しました。現在19か月目です。

はじめの1か月くらいはスタートダッシュで週イチくらいで購入していましたが、現在は月イチの自動定期購入です。

運用ルール

現在は、毎月1日に550ドル自動積立で購入しています。

SBI証券のETF自動積立のサービスを利用しています。

投資の原資は私の小遣いです。

家族の家計でも投資をしていますが、レバレッジでない株式の投資信託です。

私一人だったらすべてレバレッジにしますが、妻は説得しきれないだろうということと、妻の気持ちに寄り添って考えると値動きの大きい投資は精神的負担が大きいだろうということです。

ちなみに私は自分の投資法を信じているので、評価額が上下しても精神的負担は全くありません。

しかし、なかなか世の中、数字だけでは考えられないものです。

それでも、これまで投資のしたことのなかった妻も、つみたてNISAやiDeCoなどを使って株式投資信託で積立投資をやっています。

投資の心構え

冒頭に述べたとおり、レバレッジ投資なので1日に10%下落することもあります。

ですが株価の上下は気にせず、淡々と積み立て投資を続けています。

15年後には株価が大きく上がっている確率が高いだろうと私は信じられるので、不安を感じることなく続けられます。

きっとこの投資に向いているのは、将来のアメリカ経済を信じて気長に投資できる人、データを信じ続けられる人です。

積立ての途中で、お金が必要になってしまったら(多額の自己投資とか?)、たとえ元本割れしても売却するつもりでいます。そういう意味では貯金の感覚です。減ってもめちゃくちゃ困るわけではないけれど、増えてたらうれしい、くらいの気持ちです。

そんなに気張らずに、ゆるい気持ちでやっています。

管理の手間

私の場合、この投資にかなりの手間をかけています。毎月購入するたびに、購入口数と評価額をEXCELに記入してグラフを作り、それをネタにブログまで書いていますから。

ふつうにSPXLの積立投資をするだけでしたら、毎月やることは以下のことだけで、慣れれば10分もあればできます。SBI証券のように海外ETF自動積立サービスがあれば超楽ちんです。

SPXLの積立投資で毎月やること
  • SBI証券で購入するための不足額を確認
  • 住信SBIネット銀行で外貨を購入
  • SBI証券で外貨入金





運用実績

ここからが今月の報告です。

記事を書いている現在(2021/9/6)、株価は$125です。

2020年3月に積立を始めたころは株価が$22くらいだったので、5倍以上になりましたね。

保有状況の推移をグラフにしました。

上記のグラフは、月1回の購入時にSPXLの単価をメモして作成しています。

2020年の秋頃は少し足踏み状態でしたが、ここ1年近くはがっつり伸びています。

これまで103万円入金して、現在257万円の評価額になっています。元金が2.48倍になっているということです。

元金 現在の評価額 運用益
1,034,965 2,570,435 +1,535,470 ( +148% )

運が良いです。上記の成績はできすぎですね。

淡々と続けるだけ

細かなレポートを出していますが、私の目標は、この投資で15年後に毎月40万円のキャッシュフローを生み出すことです。

原資は税引き後で8倍になると考えています。

気長な投資なのですが、足元を見るとアップダウンは激しいです。

現在株高で、投資を始めるのに躊躇される方がいるかもしれませんが、投資に「始め時」はありません。思い立った時にスタートすればよいのです。

タイミング投資みたいなことをやりだすと、ほんとキリがないと思うんですよ。

SPXLの長期投資に求められるのは、相場の上下に惑わされない心です。

例えば、2021年5月の相場ではS&P500が3%以上下落、SPXLは10%以上下落することがありました。そうするとネット界隈では、「今は危機回避したほうがいい」と資産の売却を勧める人がいます。もっともらしく下落の理由を解説して、それなりの説得力もあるのですが、長期投資家にとっては単なる雑音です。実際その後も株価は着々と伸びており、何も変えずに積み立てを続けることが正解だったのです。

どんな人にも未来の相場はわからないし、トレンドは分からないので、一定のルールで投資をすればよいのです。

また、1年くらい前を思い出すと、SPXLの評価額が$60を超えて割高感を感じて、利益確定したいなと思うこともありました。

しかし、現在の評価額は$120越え。

割高に感じるから利益確定するというのは理にかなっていないと思います。

現在が割高かどうかは結局、5年後にしかわからないのです。

現在やるべきことはとにかくルールとおりに積立を続けることだけです。

つづく

15年とか30年とか、長いスパンで投資を考えると足もとの株価はそれほど重要ではありません。

技術的には難しい投資手法ではありません。

私の投資に同調してもらえる方はぜひやってみてはいかがでしょうか。

今後もコンスタントに発信を続けていきたいと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。