【中上級者向け】tsumiki証券のポイント制度はお得なのか検証

クレジットカードによる投資でポイントゲットといえば、これまでは楽天証券でした。

しかし、SBI証券が同様のサービスを開始し、マネックス証券もそれに続き、共同が激化しています。

ところでtsumiki証券をご存じでしょうか?

tsumiki証券は、初心者向けの証券会社で、クレジットカードによる投資でポイントゲットできます

ですが、tsumiki証券が初心者向けであるために、投資中上級者の中でもtsumiki証券の存在を認識していない方もいるのではないかと思います。

本記事はtsumiki証券のポイント制度を解説し、tsumiki証券は利用価値があるのか確認していきたいと思います。

はじめに言っておきますが、tsumiki証券はこれから投資を始めようと思う人にお勧めできません。

他にメインの証券口座を持っていて、サブの証券口座を検討している人に、ぜひ読んでもらいたい記事です。

各証券会社のクレジットカードのポイント制度

以前の記事で、楽天証券とSBI証券のポイント制度を比較したことがあります。

結果の概要は以下のとおりです。

表.主要証券会社のポイント制度
  楽天証券 SBI証券
購入に対するポイント

1 %

(楽天ポイント)

0.5 %

(Vポイント)

保有に対するポイント 0.048 %

0.01~0.2 %(保有商品の種類による)

(TポイントもしくはVポイント)

ポイント付与の相場としては、クレジットカードによる投資信託の購入で0.5%~1%のポイントを付与、さらに保有額に応じて少しポイントを付与、といったところです。

tsumiki証券とは

コンセプト

tsumiki証券のホームページトップ画面には

「”投資はじめてさん”にぴったりの資産づくり」

と書かれています。

これがtsumiki証券のコンセプトをうまく表現していると思います。

メインターゲットはいままで投資をしたことがない人で、そこに特化しています。

ホームページもかわいい感じで、女性受けを狙っている感じです。

初心者に向けた戦略で他社とは異なるオリジナル路線です。

商品ラインナップ

tsumiki証券の投資信託の商品ラインナップは、なんとたったの5つです。

  商品セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド セゾン資産形成の
達人ファンド
コモンズ30ファンド ひふみプラス まるごとひふみ15
投資手法 インデックス アクティブ アクティブ アクティブ アクティブ
投資先

国内:10%

海外:90%

国内:13%

海外:87%

国内:100%

海外:0%

国内:88%

海外:12%

国内:30%

海外:37%

その他:33%

投資対象

株式:50%

債権:50%

株式:100%

債権:0%

株式:100%

債権:0%

株式:100%

債権:0%

株式:15%

債権:85%

購入時手数料 0%

信託財産留保額

(売却手数料)

0.1% 0.1% 0% 0% 0%
信託報酬(年額) 0.57% 1.35% 1.078% 1.078% 1.3376%

驚きの少なさです。

おすすめできる商品はありません。

私がポートフォリオに入れたいなと思えるようなものはありません。検討の必要すらないですね。

しかし、5つの投資信託しかないというのが、他の証券会社と一線を画していて面白いところです。

実際、投資に興味がないこれから始める人にとって1000個の商品があることは魅力的でないかもしれません。

むしろオススメを絞り込んでいることでtsumiki証券がとっつきやすいというのは理解できます。

買付方法

買付けはEPOSカードからのみ対応可能です。

クレジットカードで対応しているのがEPOSカードのみ、ではありません。

tsumiki証券の買付けは、クレジットカード経由でのみ可能で、クレジットカードはEPOSカードしか使えません。

丸井グループの一つとしてできた証券会社であり、EPOSカードの便利機能の一つのような位置づけかもしれません。

EPOSカードとは

来歴

丸井グループのフィンテック事業の一つで、丸井系デパートで力を発揮するカードです。

丸井系デパートを利用する方以外にとっては、tsumiki証券と唯一連携できるカードというのがEPOSカードのアイデンティティです。

年会費・ポイント還元率を比較

EPOSカードには、普通カード、ゴールドカード、プラチナカードがあります。

年会費・ポイント還元率は次のとおりです。

EPOSカードのポイント還元率・年会費
  通常カード ゴールドカード プラチナカード
ポイント還元率 0.5 % 0.5 % 0.5 %
年会費(税込) 無料

5,000円

(ただし、EPOSカードから招待を受けた場合、もしくは年間利用額*50万円以上の翌年以降は永年無料

30,000円

(ただし、EPOSカードから招待を受けた場合、もしくは年間利用額*100万円以上の翌年以降は永年20,000円

*年間利用額にはtsumiki証券の積み立ても含む

買い物では通常0.5%のポイントが付与されます。マルイ系デパートの買い物などで還元率がアップしますが、ここでの本題ではないので紹介を割愛します。

通常カード、ゴールドカード、プラチナカードの選択肢がありますが、狙い目はゴールドカードだと思います。

ゴールドカード以上だと後述の「ボーナスポイント制度」がオイシイのです。

ゴールドカードだと年間利用額50万円以上で、翌年以降の年会費が永年無料になります。

tsumiki証券の積み立てを毎月5万円するだけで年間60万円の利用額になるので、ゴールドカードを年会費永年無料で保有できます。

ゴールドカード以上だと当然、空港のラウンジ利用などの多くのサービスも受けられます。

1年目の年会費も払いたくないという方は、まずは通常カードをゲットして、EPOSカードから招待をもらうという方法があります。

ネット記事によると、招待をもらう目安は次のとおりです。

EPOSゴールドカードの招待を受ける目安

  • 通常カードの保有が半年以上
  • 年間利用額が50万円以上
  • 支払いの延滞がないこと

「通常EPOSカードでtsumiki証券で月5万円の積み立てを1年くらい続け、ゴールドカードの招待が届くのを待つ」というのが無料でゴールドカードを取得する良い方法だと思います。これだと1年目も含めた永年無料です。

ただ本当にtsumiki証券だけでゴールドカードの招待が届いたという報告をネット上で見つけられないので、私が実験しようと思います。

こういうのが煩わしい人は1年目の年会費5,000円を払っても良いと思います。

tsumiki証券のポイント制度の解説

EPOSカードで投資信託の積み立てができるtsumiki証券ですが、そのポイント制度には旨味があるのでしょうか。

それを明らかにするには、まずEPOSカードとtsumiki証券のポイント制度を理解する必要があります。

投資信託の買付けによるポイント付与

EPOSカードは通常の買い物で0.5%(ゴールドカード、プラチナカードも同じ)のポイントが付与されます。

投資信託の買付けでは通常のポイントが付与されない代わりに、「がんばってるね!ポイント」なるものが付与されます。

表. がんばってるね!ポイント
積み立て年数 ポイント付与率
1年目 0.1%
2年目 0.2%
3年目 0.3%
4年目 0.4%
5年目 0.5%

最大0.5%のポイントをゲットするまで5年間かかります。

しかもポイントの付与は年間の積み立て額に対して発生するので、ポイント付与は年1回です。

ユーザーの忍耐力が試されるストイックな設定です。

年間のカード利用額に応じたポイント付与

しかし、ただ禁欲的なだけではありません。

EPOSのゴールド・プラチナカードには年間利用額に応じてもらえる、ボーナスポイント制度があるのです。

表. ボーナスポイント
EPOSカードの年間利用額 獲得ポイント
ゴールドカード プラチナカード
50万円 2,500 pt
100万円 10,000 pt 20,000 pt
200万円 10,000 pt 30,000 pt
300万円 10,000 pt 40,000 pt
500万円 10,000 pt 50,000 pt
700万円 10,000 pt 60,000 pt
900万円 10,000 pt 70,000 pt
1100万円 10,000 pt 80,000 pt
1300万円 10,000 pt 90,000 pt
1500万円 10,000 pt 100,000 pt

ゴールドカードでは、年間利用額が50万円で2500pt、年間利用額が100万円で10,000pt付与されます。

うまくやればポイントを1%上乗せられるということです。これがけっこうオイシイのです。

そして、この年間利用額には投信積立の額も含まれます

ちなみにSBI証券と連携できる三井住友カードでは、年間利用額に応じて年会費が割り引かれますが、この利用額には投信積立の額が含まれません

tsumiki証券さん太っ腹ですね。

ポイント付与の上限

ポイント付与の上限が設定されているわけではありませんが、tsumiki証券の毎月の積立額は最大5万円です。

毎月の最大積立額をフル活用して年間で60万円。これに対して得られるがんばってるね!ポイントが600(0.1%)~3000(0.5%)ポイントです。

ゴールドカードだと、前項のボーナスポイントが上乗せしてもらえます。

毎月の最大積立額をフル活用して年間で60万円。これだけで「年間利用額50万円以上」の条件を満たせるので、ボーナスポイント2,500 ptゲットできます。

EPOSゴールドカードで年間60万円の積立投資のほかに40万円利用できれば「年間利用額100万円以上」の条件を満たせるのでボーナスポイント10,000 ptゲットできます。ポイント還元率が高まるのでさらにお得感があります。

投資信託の買付け後、即売却はできる?

私は楽天証券で、楽天カードを使って投資信託の買付け、即売却をすることで、ポイントの実質タダどりをしています

tsumiki証券で同様のことができるのでしょうか?

答えは△です。

tsumiki証券でもクレジットカードで買い付けた投資信託を即売却することができます。

しかし、売却で得られる金額の入金は当該買い付け分のクレジットカードの引き落とし後になります

これはどういうことか?

つまり、元手無しでのポイントタダ取りができないということです。

楽天証券ではクレジットカードで買い付けた投資信託を即売却すると、売却の数日後には現金化できます。そのため、クレジットカードの支払いにその現金が使うことができ、元手要らずのポイントタダ取りができます。

一方、tsumiki証券のポイント獲得のためには5万円の元手が必要です。

また楽天証券では国債系の投資信託を買うことができたのですが、tsumikiにはそういったものがないので購入から売却の期間で価格変動するリスクがあります。

ポイントの使い道

貯めたポイントはtsumiki証券で1ポイント=1円で使えます

カードでの積み立ては上限月5万円ですが、ポイントによる投資はそれとは別に可能です。

おすすめの投資信託

先ほど紹介したtsumiki証券の5商品の中には、信託財産留保額(売却時手数料)が発生する商品が2つ、発生しない商品が3つあります。

短期間での売却を前提とするならば、信託財産留保額(売却時手数料)がない商品を選ぶべきです。

tsumiki証券のポイントゲットのためのおすすめ商品

  • コモンズ30ファンド
  • ひふみプラス
  • まるごとひふみ15

一応、短期間での売却を前提とするポイント獲得のための投資信託商品のおススメであり、資産形成をするための本来の投資ならば違う証券会社で違う商品を購入したほうが良いと思うことを付け加えておきます。

ポイント制度まとめ

ポイント獲得のための手段としてはプラチナカードの年会費が高いので、通常カードとゴールドカードでポイントの獲得を比較します。

表.EPOSカードのポイント獲得(tsumiki証券で月5万円積立投資をした場合)
  通常カード ゴールドカード
EPOSカード利用がtsumiki以外に年間40万円以上の場合 EPOSカード利用がtsumiki以外に年間40万円未満の場合
がんばってるね!ポイント 1年目 600 600 600
5年目 3,000 3,000 3,000
ボーナスポイント 0 10,000 2,500
合計 1年目 600 10,600 3,100
5年目 3,000 13,000 5,500

私なら、ゴールドカードでtsumiki以外の利用が年間40円未満の区分で、1年目3,100pt~5年目以降5,500ptの獲得を狙います

ゴールドカードでtsumiki以外の利用が年間40円以上あればより大きなポイント獲得を狙えますが、私の場合固定費が40万円もありませんし、変動費で額をコントロールするのは手間だからです。

効率の良いポイント獲得方法まとめ

tsumiki証券の積立投資で効率よくポイントを得るには、以下のようにしたらよいでしょう。

効率のよいEPOSカードのポイント獲得方法

  1. 通常EPOSカードを発行
  2. tsumiki証券で月5万円の積み立て投資を行う(買い付け後、即売却でOK)。
  3. 招待が届いたらゴールドカードに切り替える(無料)。
  4. EPOSカードの年間利用額が100万円以上になるように、公共料金支払い等の設定を行う。(投資信託の買い付け以外に年間40万円以上の利用が必要)
  5. 2と4を継続する。

tsumiki証券のポイント制度は利用価値があるか

実はこの記事は、「tsumiki証券のポイント制度は利用価値があるか」この命題に答えるため、私自身のために書いた記事でもあります。

ここまで書いておいてなのですが、実は私、tsumiki証券の口座もEPOSカードも持っていません。

「tsumiki証券のポイント制度は利用価値があるか」

微妙。というのが私の答えです。

私の場合、「ポイント制度まとめ」で述べたように「EPOSカードでtsumiki証券以外の利用が年間40万円以上」を満たすのが難しいので、最も効率の良いポイント獲得はできません。

それに、楽天証券やSBI証券の方が旨味があって、もっと手軽にポイントゲットできるます。

ですが、「クレジットカードで買い付けた投資信託を即売却してポイントゲット」戦略は、NISAなどのようにどこかの証券会社でしかできないわけではありません。

ポイントが欲しければすべてやればいいのです。

決めた!

私かばじろう、EPOSカードとtsumiki証券をはじめます!

ここまで濁り切った思いでtsumikiを始める人もなかなかいないと思います。

おわりに

今回はtsumiki証券のポイント制度を考察しました。

この記事を読んだ中上級者の皆さん、tsumiki証券を始めてみてはいかがでしょうか。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です