SPXLの積立投資は危険なのか?

今日は「SPXLの積立投資は危険なのか?」考えていきたいと思います。

結論から言うと、危険ではない、と考えています。

実際、私はSPXLの長期の積立投資をしています。

ではなぜ危険ではないのか、検証していきたいと思います。

SPXLが危険だという声は大きい

この記事を読む前の段階で、SPXLを危険な投資先だと思っている人は、かなり勉強されている方だと思います。

なぜなら、さまざまな媒体でSPXLなどのレバレッジ商品は、危険な投資先として紹介されているからです。

逆に、SPXLを勧めるのは、あやしいネット記事が多いように思います(私のサイトがその一つでないことを祈ります)。

ネット上では、SPXLの投資を勧める人よりは、SPXLの長期投資はやめておけ、と言っている人の方が信頼感があります(笑)

私が尊敬する数々の投資系YouTuberのみなさまも、SPXLは危険な商品で、長期投資するような商品ではないと言っています。

両学長

高橋ダンさん

投資の達人さん

 

私はSPXLの長期投資を推奨しているので、これらの方々とは意見が違うのですが、この記事を読みSPXLの長期投資を考える人は、知識として長期投資反対派の動画を見るとよいと思います。

多角的に物事を考えるのは大事ですから。

SPXLは短期投資のための商品なのか

SPXLはS&P500の日変動の3倍に連動することを目指して運用されるETFです。

以前の記事で本当に3倍になっているか検証したことがありますが、ばらつきがあるものの概ね3倍で運用されています。

気を付けなければならないことは「日変動」の3倍で運用されることです。

SPXLの長期間の運用成績はS&P500の3倍になるわけではありません

日変動の3倍に対して複利が発生するからです。

また理論的に、レバレッジ商品は基になる指数の上下動が激しいと指数よりもパフォーマンスが低下しやすいものです。

そして、SPXLの運用コストは年1.01%でして、S&P500連動のレバレッジのかかっていないETF(年0.03%から)と比べて割高です。

これらの点については、上記の動画で分かりやすく解説されています。

つまり次の3つの問題点があります。

 

 SPXLの問題点
 ・ 長期ではS&P500の3倍から乖離した運用成績となる
 
 ・ ボックス相場で運用成績が悪くなる傾向がある
 
 ・ 運用コストが高い
 

 

上記はどれも真実です。

ですがその影響が運用成績に及ぼす影響はどの程度なのでしょうか?

むしろSPXLの短期投資は危険

SPXLは、S&P500の日変動の3倍の動きをしますから、上昇相場では大きな利益を出します。

ですので、S&P500は上昇相場において短期トレードで用いるもの、と言われたりもします。上記の動画でもそう言われています。

ですが、SPXLを短期トレードで使うことこそが危険なのです。

そもそも、いまの上昇相場が今後続くのか、ということはだれにも判断できません

例えば、2020年は2~3月のコロナショック暴落後に長い上昇相場が続きましたが、これは2020年が終わった今だから言えるのです。

2020年アクティブに投資をしていた人ならわかると思いますが、パンデミックで相場の2番底が来るとか、第2波の襲来で株価が落ちるとか、大統領選の状況によっては株価が不安定になるとか言われていました。

つまり、「いまは安定した相場だからハイリスクなSPXLに投資しよう」そんなことはできません。

これこそがギャンブルなのです。

私はギャンブルをやりたくありません

株は「売り時」と「買い時」を判断するのが難しいものなので、その判断にスキルが求められる時点で(私はそもそもそんなスキル自体存在しないと思いますが)、正しい手法ではないと思います。

私はあくまで手堅く資産を大きくしたいのです。

資産が4分の1に減るストレスに耐えられる人はSPXL積立投資に向いている

2020年はコロナショックとその後の世界的金融緩和で、株価が大きく変動した1年でした。

2020年のSPXLの推移を確認したいと思います。

アメリカ版 Yahoo!ファイナンスより

グラフはSPXLとS&P500の推移を対比しており、縦軸は2020年当初のそれぞれの株価を100%としています。

2020年のS&P500は、激しい動きをしましたが、それが平坦に見えるほどSPXLは乱高下します。

 

2020年のSPXLは、

・ 1/2の67.91から始まり、

・ 2/19には75.83の最高値を記録し、

・ 3/23には17.55まで暴落し、

・ 12/31に72.55まで回復しています。

2/19から3/23の期間に77%下落しています。

S&P500の同期間の下落率が34%ですから、やはりSPXLは激しい暴落と言えます。

また、2020年は株価の上下が大きく、レバレッジETFのパフォーマンスが低下しやすい相場でした。

実際、コロナショック後にS&P500が過去最高値を更新してもSPXLは過去最高値を更新できていません(SPXLの2020年終了時点での過去最高値は2020/2/19の75.83)。

けれでも、2020年も終わってみれば、SPXLは1/2 67.91からスタートし、12/31 72.55で終わり、無事(?)7%上昇で終わりました。

しかも積立で購入している私は、暴落中にたくさん買い増せたので、大きなリターンを得ています。

 

SPXL積立投資は、相場に振り回されず、長期で淡々と続ければ大きな成果を出せます。

その際に一番やってはけないことは、相場の動きを恐れて途中で売却してしまうことです。

動画を紹介した「投資の達人」さんは、コロナショック中に、「危機回避」としてSPXLを投げ売っています。これが一番やってはいけないことで、まさに危険な行為です(笑)。本人は理解されていないようですが、まさに失敗の典型例です。

一見危険な商品を長期でうまくつかいこなす

SPXLは上下が激しいので、数年レベルの投資では成果が保障できません。

また、値動きが大きいために一度の購入では高値掴みのリスクを避けられません。

そこで私は、SPXLの積立投資をすすめています

S&P 500 3倍レバレッジETF「SPXL」の長期投資で絶対儲ける方法

「15年かけて積み立て、15年かけて売却する」というあまりにも気の長い投資法ですが、その分手堅く、大きなリターンが期待できます。

相場の動きを恐れず、長い時間をかけて資産形成できる自信がある人は、ぜひやってみてはいかがでしょうか。

まとめ

本日は、以下の確認しながら、SPXLの積立投資について改めて検証してみました。

本日のトピック

・SPXLの長期投資に反対派の声

・2020年のSPXLの株価の推移

結果として、私はやはりSPXLの長期積立投資を推します!

本日はSPXLの長期投資にマイナスの情報も出しましたが、みなさんにはそのへんも十分に理解してもらったうえで、それでもメリットが大きいSPXLの長期積立投資を検討いただければ幸いと考えています。

 

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