本日は「SBI証券の海外ETF定期買付の設定で気を付けること」という、ピンポイントな内容で記事を書きます。
私はSBI証券をメイン口座で使っています。
それは、海外ETFを自動で定期買付してくれる機能を持っているのがSBI証券しかない(2021年2月現在)、というのが大きな理由です。
そんなSBI証券の海外ETF定期買付において、気を付けるべきことを紹介したいと思います。
海外ETFの定期買付ができるのはSBI証券だけ!
実は、海外ETFの定期買付ができるのは、SBI証券だけです。
なぜかライバルの楽天証券やマネックス証券ではできません。
私はSBI証券をメインの証券口座として使っていますが、最も大きな理由はこれですね。
海外ETFで積み立てしたい人にとってはSBI証券一択の状況です。

SBI証券でSPXLを定期買付しています
私が最も力を入れている投資は、SPXLの積み立てです。
SPXLとは、S&P 500の日変動の3倍で推移することを目標に運用されるETFです。
あ、ヤバイやつと思わないでください(笑)
ギャンブルではなく、超長期の資産運用としてやっています。
S&P 500 3倍レバレッジETF「SPXL」の長期投資で絶対儲ける方法
かなり緻密に考えてSPXLの長期投資をやっていますし、それなりの成果もあげています。
海外ETF定期買付の設定は超簡単
海外ETFの定期買付の設定項目は以下のとおりです。
銘柄 | 国内証券会社随一の幅広い銘柄をラインナップから選択できます。「 |
預かり区分 | 特定/一般/NISA口座から選択 |
買付日 | 日付指定もしくは曜日指定が可能 |
指定方法 | 株数指定/金額指定から選択 |
決済方法 | 外貨決済/円貨決済 |
設定金額 | 「指定方法」が「株数指定」の場合は株数、「金額指定」の場合は金額を設定します。 |
ボーナス月設定 | あり/なしから選択 |
参考までに、設定画面はこんな感じです。

設定作業はあまり難しくはありません。
設定で特に気を付けること
銘柄
ここが一番重要な点ですが、ETFの解説が本記事の本題でないので、解説をやめておきます。
指定方法
株数指定/金額指定から選択します。
金額指定にしましょう。
自動購入をする目的は、ドルコスト平均法にすることだと思います。
株数指定では、意味がないばかりか、株価が高いタイミングでたくさん株を購入することになり逆効果です。
金額指定にすることで、株価が安いタイミングでたくさん株を買えることになります。
決済方法
外貨決済/円貨決済から選択します。
外貨決済にしましょう。
外貨決済にするには、住信SBIネット銀行等でドルを購入し、それを定期買付するまでにSBI証券に外貨入金するという手間がかかります。
ですが、為替のコストが住信SBI銀行だと1ドルあたり4銭なのに対し、SBI証券の円貨決済だと1ドルあたり25銭です。
1ドルが100円だとすると、外貨決済だと0.04%のコストなのに対し、円貨決済だと0.25%のコストになります。
地味ですが抑えておきたいコストですね。
設定金額
設定金額は本当に積み立てしたい額の1割増しで設定します。
本日、最も書きたかったのはここです。大事なことだから青太字と大きなサイズになりました。
例として、毎月$500の定期買付の設定をしているとします。
買付日に株価が$10であれば何株購入されるでしょうか?ここでは簡単にするため、購入手数料は無視することとします。
50株になると思うでしょう。そうではありません。
株を買い付けをするタイミングでは単価いくらで購入できるか正確にわからないため、SBI証券では買付時の10%増しで購入できる株数を計算しています。
10%増しの株価で設定金額を超えない範囲で買える株数が決められます。
ホームページのどこにもそういう記載を見つけられませんでしたが、私の過去の購入歴をみるとこのようになっています。
さきほどの例に戻ると以下のようになります。
【条件】 ・買付設定額:$500 ・買付時の株価:$10
【買付結果】 ・株数:500 ÷ (10×1.1) = 45.5 小数点以下切り捨てで45 ・買付費用(購入前と購入後で株価が変わらなかった場合、買付手数料を無視):10 × 45 = $450 |
せっかく$500で株を買おうと思っていたのに、$450の分だけしか買えないということになってしまいます。
私は遠足のおやつをジャスト500円で買いたいタイプなので、これは若干イラっとします。
因果な性格です。
少しわき道にそれてしまいましたが、普通に設定すると結局はだいたい予算の1割引きで執行されてしまうので、自分が考える予算通りに執行したいと考えるならば、買付設定金額を1割増しに設定しましょうということです。
もちろん、その1割増しの額を買付日までに証券口座に入金する必要があります。
おわりに
本記事では、ETFの定期買付を設定する際に気を付けるべきことを書きました。
地味なことですが、積立投資ではちょっとした差が最終的な運用成果に大きな影響を及ぼします。
ETFの定期買付をしている方はぜひチェックしてみてください。
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