アメリカの株式市場は荒れ気味です。2021年4月までは絶好調の相場でしたが、5月に入り上下動が激しいです。
そんな中、SPXLの積立投資はどんな状況なのか、確認していきたいと思います。
SPXLとは?
SPXLとは、S&P500の日変動の3倍に連動するように運用される米国ETFです。
SBI証券、楽天証券やアネックス証券など、主要な証券会社から購入できます。
運用の考え方
運用の考え方はリンク記事をご覧ください。
概要をざっと説明すると、SPXLを15年かけて積立て15年かけて売却する、というオリジナルの投資方法です。
「SPXLは、リスクが大きすぎる商品なので、長期投資に向かず、短期投資向きでサテライトとしてほどほどに使うべき」
というのが世に言われる定説です。
私は、SPXLはボラティリティが大きいものの超長期的には大きく右肩上がりになることに着目し、上記の定説とは異なる運用方法に挑戦しています。
2020年3月16日から開始しました。現在15か月目です。
はじめの1か月くらいはスタートダッシュで週イチくらいで購入していましたが、現在は月イチの自動定期購入です。
運用ルール
現在は、毎月1日に550ドル自動積立で購入しています。
SBI証券のETF自動積立のサービスを利用しています。
株価を確認するとSPXLは毎日数%上下するので、エキサイティングです。
現在の株式相場は好況ですが、それでも朝起きたら5~10%くらい評価額が下落!なんてこともあります。
原資は私の小遣いです。
積立ての途中で、お金が必要になってしまったら(多額の自己投資とか?)、たとえ評価損であっても売却するつもりでいます。貯金の感覚です。減ってもめちゃくちゃ困るわけではないけれど、増えてたらうれしい、くらいの気持ちです。
そんなに気張らずに、ゆるい気持ちでやっています。
管理の手間
私の場合、かなりの手間をかけています。毎月購入するたびに、購入口数と評価額をEXCELに記入してグラフを作り、それをネタにブログまで書いていますから。
ふつうにSPXLの積立投資をするだけでしたら、毎月にやることは以下のことで、おそらく10分もあればできます。SBI証券のように海外ETF自動積立サービスがあれば超楽ちんです。
- SBI証券で購入するための不足額を確認
- 住信SBIネット銀行で外貨を購入
- SBI証券で外貨入金

運用実績
まずはyahoo!finance(アメリカ版)のキャプチャを貼ります。
記事を書いている現在(2021/5/16)、株価は$98です。
2020年3月に積立を始めたころは株価が$22くらいだったので、4倍以上になりましたね。
保有状況の推移をグラフにしました。

2020年の秋頃は少し足踏み状態でしたが、ここ半年くらいはがっつり伸びています。
これまで$7,732入金して、現在$17,027の評価額になっています。元金が2.2倍になっているということです。
運が良いです。上記の成績はできすぎですね。
ちなみに上記のグラフは、月1回の購入時にSPXLの単価をメモして作成しています。
そのため、2021年5月に入ってから、SPXLの評価額が激しく上下動していますが、その結果は反映されていません。
淡々と続けるだけ
細かなレポートを出していますが、私の目標は、この投資で15年後に毎月40万円のキャッシュフローを生み出すことです。
気長な投資なのですが、足元を見るとアップダウンは激しいです。
現在株高で、投資を始めるのに躊躇される方がいるかもしれませんが、投資に「始め時」はありません。思い立った時にスタートすればよいのです。
タイミング投資みたいなことをやりだすと、ほんとキリがないと思うんですよ。
SPXLの長期投資に求められるのは、相場の上下に惑わされない心です。
例えば、2021年5月の相場ではS&P500が3%以上下落、SPXLは10%以上下落することがありました。
そうするとネット界隈では、「今は危機回避したほうがいい」と資産の売却を勧める人がいます。もっともらしく下落の理由を解説して、それなりの説得力もあるのですが、長期投資家にとっては単なる雑音です。
どんな人にも未来の相場はわからないし、トレンドは分からないので、一定のルールで投資をすればよいのです。
つづく
15年とか30年とか、長いスパンで投資を考えると足もとの株価はそれほど重要ではありません。
技術的には難しい投資手法ではありません。
私の投資に同調してもらえる方はぜひやってみてはいかがでしょうか。
今後もコンスタントに発信を続けていきたいと思います。
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