メインバンク選びのポイント -主要ネット銀行9行の徹底比較と私が住信SBIネット銀行を選ぶ理由-

みなさんのメインバンクはどこですか?

昔からの惰性で不便な銀行を利用していませんか?

便利な銀行を使っていると、手数料や時間をロスしてしまいます。

昔からの惰性でメインバンクを使っている方は、一度考え直してみませんか。

この記事では、主なネット銀行のサービスの徹底比較と私が推す住信SBIネット銀行の利点を解説したいと思います。

メインバンク選びの観点

メインバンク選びの観点は何でしょうか。

メインバンク選びを考える方は次の点に気を付けるとよいでしょう。

メインバンク選びの観点

  1. 給与振込口座にできるか
  2. WEB画面の使いやすさ
  3. 送金手数料
  4. ATM手数料
  5. 為替手数料

これらの点は銀行ごとにかなりの差があります。

また、メインバンク選びで重要でない観点として、次のことがあります。

メインバンク選びでどうでもいいこと

  1. 近くに支店があるか
  2. 普通預金の金利
  3. 銀行のネームバリュー

メインバンク選びの観点を解説

①給与振込口座にできるか

メインバンクとして使うにあたり、「①給与振込口座にできるか」は重要です。

主要な銀行であれば多くの場合どこでも対応できると思いますが、会社側の都合で特定の銀行しか対応できない場合があるので注意が必要です。

心配な方はメインバンクを決める前に会社の総務に確認するとよいでしょう。

給与口座とメイバンクが異なるとかなり不便だと思います。

②web画面の使いやすさ

これは趣味の問題もありますが・・。

いずれの銀行も使い慣れればましに感じると思いますが、特に地方の銀行などはたまに使うと気が利いていなかったりします。

広告が目立ったり、(おじさんとしては)妙にかわいいデザインだったりするのも、気になります。

大手のネットバンクだとどこでも問題ないと思います。

③送金手数料

大手の銀行、ネットバンクですと、利用者のグレードに応じて月の送金無料回数枠を設けています。

上客を優遇するシステムですが、わりと簡単な条件を満たすだけでグレードが上がるのが一般的です。

あなたが月に何回送金するかにもよりますが、個人利用ですと送金が無料枠で済ませるのが昨今のスタンダードです。

少額であっても送金にお金がかかるような銀行をメインバンクにするべきではありません。

④ATM手数料

上記の「送金手数料」と同じく、大手の銀行、ネットバンクですと、利用者のグレードに応じて月のATM無料利用枠を設けています。

あなたが月に何回ATMを利用するかにもよりますが、やはり無料になるのが昨今のスタンダードです。

小さな銀行でない限りATMはコンビニなどを使えるので、よほど田舎でない限りATM設置場所は意識しなくてもよいです。

電子マネーが普及し、月に一度もATMを使わない人も多いと思いますが(私の場合は数カ月に一度です)、ATM利用にお金がかかってしまうような銀行をメインバンクにするべきではありません。

下記の比較表では提携ATMの無料利用(例えばイオン銀行だとイオンのATMは無料)などは無視しているので、自分の生活圏で考えることが必要です。

⑤為替手数料

大手ネット銀行だと、どこもある程度便利で、メインバンクにすると実質的に送金やATM利用を無料にできるので、①~④では差が付きません。

地味ですが、最も差がつくのは「⑤為替手数料」です。

外国株、海外債券や外貨預金をする人にとっては重要な項目です。

外国株、海外債券や為替取引など、海外アセットに手を出さない人にとっては無関係な話なので、読み飛ばしてください。

外国株や海外債権は、ネット系の証券会社で日本円で購入することも可能ですが為替手数料が自動的に取られてしまいます(1$あたり25銭くらいが相場)。

外国株や海外債権を現地通貨で買うと証券会社で余分な手数料を取られないため、コストを抑えられます。

メインバンク選びでどうでもいいこと

①近くに支店があるか

最もどうでもいいのは「①近くに支店があるか」ということです。

窓口に行って親切な行員(とも限らないが)に手続きを案内されるより、親切なWEBページがある方が私にとってははるかにうれしいです。

いまの時代、口座開設に銀行に行く必要がありませんし、ATMはコンビニなどで済ませられます。

ネット銀行では、一般的な銀行では窓口でしかできないような手続きが、WEB上のみで完結してしまったりします。また、完結させるだけの十分なWEB上での丁寧な説明があります。

②普通預金の金利

各行、会員ランクが上がると普通預金の金利が上がるなどの優遇制度を持っていたりします。

例えば楽天銀行では普通預金金利が最大0.1%となります。

しかし、これでも大した利率ではありません。

100万円貯金して、金利0.1%で、年間1000円。

微々たる額です。

そもそも利息収入を得たいのであれば債券や高配当株投資をした方が合理的なので、普通預金金利が高くてもメリットは少ないと思います。

③銀行のネームバリュー

利用者側にとって、銀行のネームバリューや規模はそれほど重要ではありません。

経営がよほど不安定でなければ、利用上の支障がないと思います。

ただネット銀行ですと、規模が大きいところの方が、アプリが使いやすい、webページ上での説明が充実している、傾向があると思います。

下の比較表では、一つの目安として口座数を掲載しています。

ネット銀行比較表

ネットを使える人なら、ネット銀行をメインバンクにするのが便利です。

そこでネット銀行のサービスを比較してみました。比較対象はネットで調べてよく名前が出てきた9行としました。

銀行 口座数 他行振込無料回数 ATM無料利用回数 米ドル為替手数料(片道) 普通預金金利
住信SBIネット銀行 470万(2021.6) 月10回(スマプロランク3) 月10回(スマプロランク3) 4銭 0.001%
楽天銀行 1100万(2021.9) 月3回(給与口座指定) 月2回(ハッピープログラムアドバンスト) 25銭 0.02%~0.10%
PayPay銀行旧ジャパンネット銀行) 547万(2021.6) 月5回 セブン銀行、イオン銀行、ローソン銀行などATMでは無料 5銭 0.001%
セブン銀行 240万(2020末) 月0回 セブン銀行ATMのみ、時間によっては無料 外貨預金無し 0.001%
イオン銀行 753万(2021.3) 月0回 イオン銀行ATMのみ、終日無料 0(\→$)50銭($→\) 0.001%~0.100%
ソニー銀行 158万(2021.3) 月1回 月4回(預入は何度でも無料) 15銭 0.001%
auじぶん銀行 400万(2020.6) 月1回(じぶんプラスステージ3の場合) 月4回(じぶんプラスステージ3の場合。預入は何度でも無料) 0(\→$)25銭($→\) 0.001%
大和ネクスト銀行 154万(2021.9) 月3回 セブン銀行、ゆうちょ銀行ATMのみ、時間によっては無料 25銭 0.005%
東京スター銀行 調べてもわからなかった 月3回 月8回(スターワン口座) 50銭 0.001%~0.100%

他行振込無料回数とATM利用回数は、各行の会員ランクによって異なる場合があるので、平均程度の収入のサラリーマンがメインバンクとして使う場合を想定して比較しました。

住信SBIネット銀行を選ぶ3つの理由

この記事を書いている私は、住信SBIネット銀行をメインバンクにしています。

利用は主に3つです。

他行宛振込とATMの無料回数が多い

私は月に数回他行宛の振込、数か月に1回ATM利用をします。

住信SBIネット銀行では、これらの手数料をすべて無料(他行宛振込とATM利用を月に10回ずつ無料)にできるので、メリットが大きいです。

月に10回ずつ無料にするには、簡単な条件への達成が必要です。

記事が長くなりそうなので、詳しくは別の記事で書こうと思います。

為替手数料が安い

私は米国株をやっているので、けっこうな頻度で米ドルを買います。

ネット銀行といわれるところ以外では為替コストが1米ドル当たり1円発生したりします。

ドルを買う時と売る時ではレートが異なる(ドルを買う時の方がレートが大きい)ので、ドルを買ってから売ると元の円になりません。

それを為替レートの差と呼んだり、手数料と呼んだりします。

楽天銀行では1米ドル当たり25銭です

住信SBIネット銀行では4銭です。

この差はめちゃくちゃでかいです。

証券会社によっては円で外国株を購入できますが、同様に1ドル当たり25銭以上の手数料が発生するので、銀行で米ドルを入手してから米ドルで株を買う方が低コストなのです。

外国株をやる人にとって、住信SBIネット銀行はマストだと思っています。

WEBページがすっきりしている

楽天系のWEBページはなんだかガチャガチャしている印象で、あまり好きでないです。ポイントポイントうるさいし。

SBI証券もガチャガチャしているのですが、住信SBIネット銀行はすっきりとしたデザインで、私は気に入っています。もちろん使いやすさも問題ありません。

カード無しでATMを使える

財布をすっきりさせると気持ちいいですよね?

ポケットに財布を入れる人ですと特に、財布が薄くできるとうれしいはず。

住信SBIネット銀行は、ATMの認証をアプリでできるので銀行カードを持ち歩く必要がありません

これは財布のカードを1枚でも減らしたい私にとって大きなメリットです。

おわりに

私はかつてメガバンク、都市銀行やゆうちょ銀行を使っていましたが、ほぼ卒業しました。

いまではSBIネット銀行がメインバンクです。

ライバル(?)の楽天銀行も魅力的ですが、私は住信SBIネット銀行に軍配だと思っています。

みなさんはいかがでしょうか。

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