「年収が高い人ほど格安SIMを使っている」ということを小耳に挟んだので、本日はこのことについて調べて書こうと思います。
私も格安SIMを使っています
私も1年半ほど前から格安SIMを使っています。
ソフトバンク→mineo(格安SIM)→楽天モバイル(格安SIM)に行き着いています。
楽天モバイルはMVNOの契約で、月額1,000円です。
私はあまりスマホを使っている方ではないので、格安SIMにして通信費が節約できていることに大変満足しています。
多くの方には格安SIMをお勧めします
多くの方にとって、大手キャリアとの契約は必要ないと思っています。
通信の品質はほぼ変わらずに、月の固定費を5,000円程度下げられるため、私も知人に格安SIMへの乗換えを勧めています。
5人に1人が格安SIMを使っている
MMD研究所というところが調べたデータ(2020年の調査ではサンプル数41,120人)によると、格安SIMのユーザーは年々増えてきており、2020年3月では20%になっているとのこと。
格安SIM利用割合の推移(MMD研究所から引用)
格安SIMはかなり世間の認知度が上がった印象がありますが、使っているのはアーリーアダプターというのが現状です。
年収の高い人ほど格安SIMを使っている?
では本日の本題です(前置きが長い)。
年収が高い人ほど格安SIMを使っている。
私は上記のようなことをネット上で目にしたので記事にしようと思い筆をとりました。
年収が高い人ほどきちんと固定費を管理できる、そのため年収が高い人ほど格安SIMへの移行ができる、
的な趣旨のことを書こうと思っていました。
では、実際のところどうなのでしょうか?
スマホ比較のすまっぴーの調査
引用:スマホ比較のすまっぴー
上図は、スマホ比較のすまっぴーが、2017年に550人を対象にネット上で実施したアンケートの結果です。
サンプル数が全体550人、特に1,001万円以上の区分では17人と少なく、200万円以下には学生も多く含まれるとのことです。
これでは信頼に足るデータとは言えないでしょう。
ビッグローブの調査
引用:ビッグローブの調査
上図は、ビッグローブ社が、2017年に1,703人を対象にネット上で実施したアンケートの結果です。
サンプル数の点で前述のアンケートより改善されています。
しかし、1200万円以上のサンプルが少ないことに加え、結果の傾向が微妙で、「年収が高い人ほど格安SIMを使っている」ということには結びつきません。
結論
「年収の高い人ほど格安SIMを使っているのか」という命題に対しては「何とも言えない」というのが私の結論です。
ここで注意が必要なのは、
人は、自分に都合が良いことや自分の論説を裏付けるようなことは、わりと簡単に受け入れてしまう傾向にある。
ということです。
私は、自分に都合が良いことや自分の論説を裏付けるようなデータが出た時こそ、慎重になるべきだと思います。
おわりに
今日は「年収の高い人ほど格安SIMを使っている」ことを記事にしようと思っていたのですが、途中で趣旨を変えました。
ネット上にはいろんなデータが転がっています。
SNSなんか見ていたらホントごみだらけです(笑)
いろんなデータな触れられる現代だからこそ、そのデータを自分で検証する力が求められているのではないでしょうか。
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