私は何歳まで生きるか分かりませんが、何歳まで生きるとしても、ある程度は経済的に豊かに暮らしたいものです。
私は、老後に資産を食い潰すのではなく、老後を年金と株配当のみで暮らしていける準備をしたいと思っています。
そうすれば何歳まで生きても、経済的に先細りする心配がありません。
今日は、老後資産の形成を強力に後押しするツール、iDeCoについて話をしたいと思います。
iDeCoは絶対やりましょう
iDeCoで貯めたお金は、60歳まで引き出せません。
これは資金拘束リスクだと言えます。
つまり自分のお金なのに、60歳未満では必要な時に引き出せないということです。
そのため、iDeCoはお勧めできない、という趣旨の記事をよく見かけます。
私は違うと思っています。
資産運用においては、人生トータルで考えることが重要です。
iDeCoは、長い運用期間による運用益と節税で、利用者に多くの利益を与えてくれる制度です。
私の例で考えると、iDeCoを使うことで、30代のいま積み立てる1万円が、60代になって5~10万円になって返ってきます。
これってやった方が得だと思いませんか?
多少今の生活が苦しいと思う人も、人生をトータルで考えれば、利用すべき制度だと思います。

iDeCoのポートフォリオ
私のiDeCoのポートフォリオは次の通りです。
アセット区分 | ファンド名 | 割合 |
先進国株式インデックス(MSCIコクサイ・インデックス) | DCニッセイ外国株式インデックス(DCニッセイ外国株式インデックス) | 50 % |
新興国株式インデックス(FTSEエマージング・インデックス) | EXE-i 新興国株式ファンド(EXE-i 新興国株式ファンド) | 50 % |
私のiDeCoのポートフォリオの組み方は、先日紹介したジュニアNISAと同じ考え方です。
ただし、iDeCoで投資対象となっている商品が限られているため、投資している商品はジュニアNISAとは少し違っています。
生命保険、定期預金、金、債権やバランスファンドみたいなものを買う必要はありません。やめておいた方がいいです。
短期的なばらつきがありますが、長期でリターンが最も良いアセットは株式です。
そのため、運用期間が長いiDeCoのアセットは、株式一択になります。
iDeCoの手続き
iDeCoを始めるのは結構面倒でしたね。
① SBI証券に資料請求
② 職場に書類を出す
③ 職場からiDeCo開始にあたっての必要情報が通知される
④ ①の書類に記入、郵送
こんな流れだったと思います。しかも、書類郵送から実際にiDeCoが開始されるまで結構時間がかかりました。(多分、SBI証券の問題ではなく、役所的な問題だと思いますが・・・)
ただ、いったん始めると全く手間がかかりません。
たまに暇なときに、運用状況はどうなってんのかな、とチェックする程度です。
自分の将来のためなので、まだ始めていないみなさんも、手間を厭わずがんばりましょう!
これまでの運用実績
かくいう私も、資産運用に目覚めたのが昨年末なので、iDeCo歴はまだ数か月程度です。
iDeCo開始から、私の職種で可能な最大額である月12,000円を積み立てています。
妻も月12,000円を積み立てているので、家庭では月24,000円になります。
これまでの運用実績と次の通りです。

減っています!
現状、開始時の手数料と景気の影響で若干の赤字です。
ですが、運用方針に変わりはないですね。
数か月単位での資産の変動なんか、大した意味がありません。
このポートフォリオは、私の経済観を基に構成したものです。
私は、このポートフォリオで運用すると長期的には年利5~7%の運用益があると考えています。大事なのは、それを信じ続け、どーんと構えることだと思っています。
ポートフォリオを変えるとすると、私のマクロ経済に対する認識が変わる時です。
むしろいまは、もっと景気が後退し、株価が安くなってくれるとうれしいなと思っていますね(笑)
おわりに
iDeCoは、老後の資産形成を強力に後押ししてくれるツールです。
みなさんも絶対にやった方が良いと思います。
ただし、 iDeCoをやらないほうがいいパターンもあると思っています。
次回は、iDeCoをやるべきでないケースについて、お話ししたいと思います。
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